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TAKUTO CARD

拓人カードには拓人に共通して聞きたい

質問内容が記載されている。

​拓人たちはそれぞれどんな思いを胸に秘めているのか。

あなたの尊敬する○○
あなたの尊敬する〇〇ってことで、なんかそれが人じゃなくても、モノでもなんでもいいんだけどなんかある?

まあでも、人だよね、尊敬するってなったら。

俺も人間だし。

 

1人?1人じゃなきゃダメ?

いや、2人でも3人でもいいよ

2人居る、俺は。

1人目:業界の先輩

1人目は、さっき言ったアパレル引っ張ってくれた先輩なんだけど、その人だね。

それは、なんで?

まあ、そのアパレルもレゲエ関係にあるアパレルブランドで、

その人自体サウンドとしてもトップクラスの裏方やってて

 

例えば裏の動きって

 

チラシを作って、作ったらどうするかっていうと配んなきゃいけないわけじゃん。

人の目につくとこに配んなきゃいけないわけで、

 

そういうのって自分の時間を割いてパーティに顔だして

フライヤー置いたりして、いろんな人と交流してって感じで、

 

顔もめちゃくちゃ広いし、

 

俺からしたらすげぇ人がさ、

俺みたいな山奥から出てきた人間を、

お前も来いよって連行してくれて、

「こいつ新しく入ったやつだからよろしくね」って、

いろんな人に会わせてくれて、いろんな人と握手させてもらって、

 

それって、自分、自分って考えてる人にはできないと思うんだよね。

 

レゲエ業界を見てきて、

次につないで行こうって思ってる人じゃないとできないと思うし、

 

その人が現場に来なくなっちゃったことがあって、仕事が忙しくて。

 

仕事場で忙しくて、ストレスもすごくて、飲んで

家の前で倒れて死んじゃったんだけど。

 

一回現場離れちゃうとなかなか戻って来れない中でも、

 

お前大丈夫かって連絡くれたり

元気でやってるかって気にかけてくれたり、

 

やっぱレゲエ業界、アンダーグラウンドな部分あるから、

そうゆう部分も辞めてから気にもしてくれたし

 

飲み行ったりしても

「お前そうゆうところ気をつけろよ」とか

アドバイスもしてくれるしさ、

 

自分で培ってきたものを綺麗に下に伝えてさ、

継いでったから俺はすげぇかっこいいと思うし

 

だからこそ俺はその先輩を越さなきゃならないと思うし、

 

伝えてきてくれたんだから、

それ以上のものを見出していかなきゃいけないとも思うし、

 

継いでいかなきゃね、俺も下にね。

今さ、テクノロジーが発達してて、

告知したり、人に連絡とったりするのも

画面上で済んじゃう世の中だけど、

仕事の中の時間ではなく、

自分の時間を削っていくってところに意味があるってことなんだろうね

そう。

もちろん、自分でペイもして、

いろんなお店行って食事した後にフライヤー置かせて頂いていいですかっていう

礼儀作法も学ばせてもらった。

 

だからその人に、「裏方として」っていう部分を

すげぇ学ばせてもらった。

2人目:おじいちゃん

じゃあ、もう一人は?

もう一人は、おじいちゃんw

 

死んじゃったおじいちゃん。

 

俺すごいおじいちゃん、おばあちゃん子で育って、

おじいちゃん、すげぇ頑固者なんだ、

親父とかに聞いても酒は飲むわ、タバコは吸うわ、暴れるわですげぇ迷惑かけてきて

 

親父なんかじいちゃん死んだ時

まあしょうがねえよって感じで、

もちろん悲しいとは思うんだけど強がってそうやって言うぐらいで、

 

でも孫には超優しくて。

 

おじいちゃん、トンネルとか作ってたんだ、

それで帰ってくるのは1週間か2週間に1回帰ってくる感じで

 

働き屋で、帰ってくる度に、

トミカ買ってきて一緒に遊んでくれて、一緒にお風呂はいってみたいな幼少期過ごしてきて

 

それで俺が中学上がったくらいに、

糖尿病になって、体の右半身動かなくなったんだ

 

その時はまだ60代で、周りのおじいちゃんとかはまだ働いてたし、

 

「俺もまだ働きてえ」って仕事も探したけど、

まあ体半分動かないからって雇ってくれる人いないしって感じで、

 

俺はなんでもやりたいって人だったから、

 

車の免許も取り直して、

車屋やってたから、

 

アクセルとブレーキ変えて、左半身でも自分で運転できるようにして

車も運転してた。

 

 

俺が高校卒業して、半導体メーカーの入社式の時に

おじいちゃんその時体調壊しちゃって入院してたんだけど、

 

ぴっちりスーツ着て朝おじいちゃんに顔だしてから、

入社式いこうと思って病院行って、

 

おじいちゃんいて、おばあちゃんが

「リク来たよ」って言って、

 

俺も来たよって言うタイミングで、

おじいちゃんいきなり心臓止まっちゃって、

 

目ん玉飛び出そうになってて、

俺も焦って医者呼びに行って、

それで一命は取り止めたんだけど、

 

でかい甲府市内の病院にヘリコプターで行くことになって、

 

俺も入社式も行かなきゃなんないし、

でも俺おじいちゃんの目飛び出てる光景見ちゃってるからさ

もう死んだって思って。

 

そんで入社式終わって家帰るじゃん、

したらおじいちゃんが使ってた杖が玄関に置いてあって、

もうおじいちゃん死んだんだなって思って、

 

泣きながら家に入ってったら、

親父に「なに泣いてんの?」って言われて、

 

おじいちゃんは生きてて、

ただ、生きてるけど余命は3ヶ月から半年って言われて

 

そこからおじいちゃんが畑仕事やってたから、

俺も手伝ったりでおじいちゃん孝行じゃないけどさ。

 

おじいちゃんそっから巻き返してそっから3年も生きてさ。

 

だから言葉に表さない部分多かったけど、

きっと心ん中にはきっとなんかあってさ、

 

強く最後まで生きてさ、

だからそれは、尊敬だよね。

 

越すとかじゃなく、尊敬。

そんでかっこいい。

俺もそういうおじいちゃんになりたい。

尊敬する二人の共通点

その尊敬する共通点ってなに?

うーん、やっぱそういうのって失ってから気づくんじゃないの。

 

よく失ってからじゃ遅いって言うけど、

失ってから気づくものも大切だと思うし。

実は俺も近しい経験がここ2週間くらいであって。

 

やっぱ思うのは、

 

まあ、俺の場合はおばあちゃんなんだけど、

 

毎回行くたびに絶対笑顔で出迎えてくれて、

なんなら最近は行けば泣いて喜んでくれるくらいで、

 

俺も実家を出て遠かったってのもあって月に数回しか会えないってのもあったんだけど、

 

行くたびに泣いて喜んでくれることが

当時当たり前だとは思ってなかったとしても

本当に大事なものだとは考えてこなくて、

 

それも亡くなってもまだ実感がなくて、

告別式でおばあちゃんが骨になってしまって初めて

大切なものなんだと重要性を感じて、

 

だからそれはおばあちゃんだけに限らず、

自分を笑顔で迎えてくれる人とか身の回りで当たり前だと思ってるものって、

 

亡くなってから気づくって

今後もきっとなんも考えないとこれから先もあるんだなって思うと

 

自分のことを笑顔で迎えてくれる人を大事にしたいと思うよね。

なんか、後悔じゃないけど…ね。

そっから何を学ぶかだね。

 

人間は生まれりゃ死ぬからさ、

そんなかで自分がどんなストーリー歩んで来て、

どんな事を伝えられるかってとこだよね。

 

でもさ、おじいちゃんも先輩も俺一人にでも伝えたわけだし。

引き継ぐって大事だね、それが背中なのか、言葉なのかってだけで。

そうゆう事だと思うよ。

先輩は言葉や行動で伝えて来てくれて、

おじいちゃんは生き様で示してくれて、俺からするとね。

人生最大の挑戦

おー、「人生最大の挑戦」ね。

もしかしたら話の中であったかもしれないんだけど、ある?

人生最大の挑戦なんて括りは決めてないでしょ。

だって日々挑戦でしょ。

 

挑戦しなければ何も生み出せないし、

やっぱ責任感あるからさ、

 

挑戦するから責任感が生まれるし、

 

責任感が生まれるから頑張ろうと思えるし、

 

だから、日々挑戦。

まあでも、「最大」の数値化が難しいと思うんだけど、

「一歩踏み出す時のためらう時間」がきっと値になると思うんだけど、

今までで、一番チャレンジする前にためらった挑戦ってなに?

それはやっぱジャマイカでしょ。

だってそれまで海外なんて行った事なかったしさ、

飛行機の乗り方だってわかんなかったし。

沖縄行くのも怖かったよ、俺なんてw

ジャマイカ俺が行った時は、飛行機乗ってるだけでも24時間だし、

格安ので行ったからもう、体クタクタだよねw

 

まあでもすごい悩んだよね。

 

俺の判断だけではいけないしさ、

仕事辞めて行かなきゃなんないわけだし、

親も説得してさ。

 

でもそれまではすげぇつまんない人生を歩んで来たんだと思う。

型にはまってさ、日本のレッテルじゃないけど、

務めたとこに長く務めて、給料いっぱいもらって、定年までいるっていう思想がさ、

やっぱ強いわけじゃん。

 

田舎だし余計強いんだよね。

 

俺ももちろんそういう考えだったけど、

 

それを打破するきっかけを与えてくれた仲間がいて。

最終決断はもちろん自分だけど。

最後に拓人たちに必ず聞く一つの質問を。

「​次世代のためにできることとは?」

それでは最後になりますが、

 

「次世代のためにできる事」という質問は、

 

今後の拓人に出演頂くみんなに聞いていくもので、

 

今までは自分の中に起こっているものを聞いて来たんだけど、

 

音楽って業界だけじゃなく、「社会」という括りで見たときに

 

次世代のために自分ができることや、やっていきたいことってなに?

おぉ、なるほどね。

 

まあ、簡単に言えば俺らってゆとり世代って呼ばれてるじゃん。

確かにゆとり世代の中に生きてるかも知んないけどさ、

それなりに発見してさアグレッシブに生きてる奴もいて

 

そりゃ侍の時代に比べれば、ゆとりだよ?

命守って戦ってるわけじゃないし。

不自由もしてないしさ。

 

なんかバブルがあって、ゆとりがあってって言われてんじゃん。

 

でも俺、実体験からしておじいちゃん世代にゆとりって言われたことないもん。

バブル時代を生きた人からゆとりって言われることすげぇ多い。

 

で、俺がすげぇ心がけてることは、

 

俺より若い世代に対してリスペクトを絶対に忘れちゃいけないってことで

 

リスペクトがあったら、そんなゆとりなんて言葉も出ないと思うし、

なんなら、下の世代から吸収することもあるしさ

 

そっから自分が活躍すれば、

 

下の世代は俺らを目標としてみるわけじゃん。

 

だから俺が次世代のためにできることは、

下をリスペクトすることだね。

 

リスペクトした中で、もちろん自分の体験して来たこととかを伝えることもできる。

 

だから下の世代をリスペクトして、

自分も吸収して、

与えるものは与えて伸びていけば、

 

レゲエ業界に限らず、経済としても伸びて行くんじゃないかと思う。

俺なんかが経済論語れないけどw

テクノロジーの発展で、

どこか薄れていっているように感じる、

「人と人とでしか生み出せない掛け算」

感謝やリスペクトを、

先人から引き継いできた拓人が最後に口にしたのは、

「次世代へのリスペクト」

若者が次世代を担う。

毎日呼吸を続ける事ができれば必ず直面する事実。

それでも、

「何を残すか」

「何を引き継いでいくのか」

は、僕たちは選択できる。

毎日の洗濯も大事ですが、

​あなたはどんな選択をしますか?

 

-Special Thanks-

RIKU WATANABE

TAKUTO

GOOD WOOD TERRACE

SUGEEZ

YUSUKE KATANO

CAMERA

​AYUMI UEDA

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